突然ですが、みなさんは「リトミック」という言葉を知っていますか?

子育てを始めてから知ったという方や、お子さまの習い事を探していて、ピアノ教室のホームページで「リトミックもやっています!」という言葉を目にしたことがある方もいらっしゃるのではないでしょうか。

最近では、リトミックを取り入れているピアノ教室も多く見られるようになりました。
では、リトミックとは一体どのようなものなのでしょうか?

リトミックとは、音楽を聴き、感じ、体を動かしながら、音楽のさまざまな要素を体験し、子どもの発達を促す教育法です。

実は、リトミックには100年以上の歴史があるんですよ。私も調べていて驚きました!

例えば、ピアノの音に合わせて歩いたり、音が止まったらピタッと止まったり。
高い音が聴こえたら背伸びをしてみたり、ゆっくりした音楽に合わせてゾウさんになりきって歩いてみたり。歌を歌ったり、楽器を鳴らしたり、音楽に合わせて自由に表現することもあります。
一見すると、音楽に合わせて遊んでいるように見えるかもしれません。しかし、その中には、音をよく聴くこと、変化に気づくこと、自分で考えること、感じたことを表現することなど、さまざまな経験が詰まっています。

リトミックは、ただ振り付けを覚えたり、先生のまねをしたりするだけのものではありません。
音楽を通して、自分で感じ、考え、表現することを大切にしているのです。

私も、2歳半から音楽教室に通っていました。初めはグループでお歌を歌ったり、エレクトーンに触れたり。
20年以上経った今でも、当時の記憶をよく覚えています。
私自身、幼少期から音楽を学んできてよかったなと感じることがたくさんあります。
そのひとつが、即興で演奏する力が身についたことです。

ピアノを教えていると、生徒さんから「これ弾いて!」「先生、お手本聴かせて!」と言われることがよくあります。そんなときに、その場でパッと演奏して聴かせてあげられること。
これは、幼い頃に身についた力のひとつだと感じています。

そして、もうひとつ。
「自分はピアノが弾ける」という自信を持てたことです。

少し大きくなって、自分の得意なことって何だろう?と考えたとき、私には「ピアノが弾ける」というものがありました。
自分にはこれができる。
これが得意だと言える。
そう思えることが、どれだけ自分の自信につながったか、今振り返ってみても大きなことだったと感じます。

もちろん、幼少期から音楽を始めれば、誰もが同じような力を身につけられるというわけではありません。
それでも、小さな頃から好きなことや得意なことに出会い、少しずつできることが増えていく経験は、こどもにとって大切なものだと思います。

音楽を楽しむことはもちろん、音楽を通して「自分にはこんなことができる!」という喜びや自信も育んでいけたら。そんな思いを持ちながら、子どもたちと音楽に向き合っています。
小さな頃だからこそ、音楽を体いっぱいに楽しんでほしいです。

ハンドベル こども 画像

幼少期のリトミックで大切にしたいのは、何かを早くできるようになることだけではありません。
音楽を聴いてワクワクしたり、思い切り体を動かしたり、自分なりの表現を楽しんだり。
そうした経験を通して、音楽への興味や、さまざまなことを感じ取る力を育んでいくことです。
お子さまが成長してピアノを習い始めたときにも、リトミックで経験したことが音楽を楽しむ土台のひとつになってくれたら、とても素敵なことだと思います。

「うちの子には、まだピアノは早いかな?」
「何か習い事を始めたいけれど、何が合っているのかわからない」

そんな方にも、ぜひリトミックを知っていただけたらうれしいです。

音楽を聴いて、感じて、動いて、表現する。
お子さまと一緒に、音楽の楽しさを発見してみませんか?

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